コラム&エッセイ
散骨 編その13
戒名も要らない散骨して誰にも知らせるな Part1
ジャンル:コラム>散骨/最終更新日:2018.09.15
仏壇に納める各種、塗り位牌・繰出位牌
今年4月に亡くなられた俳優の三國連太郎さんの遺言が公開されました。
表題は、三國さんが病床で長男の佐藤浩一さんに遺した言葉です。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
今回の終活コラムでは、この言葉「戒名」と「散骨」についての豆知識を少しご紹介いたします。
戒名は、もともと仏教に於いて出家、受戒した者に与えられる仏名であり、戒律を守るしるしとして僧に与えられました。
日本では、死後に成仏すると言う思想のもと、故人に戒名(法名・院号) を授ける風習が生まれ今日に至っています。
特にこの院号は本来、寺院や社会に対して高い貢献をした者に与えられる号でしたが、今日ではお布施次第で誰でも戴けるかのようにマスコミ等で相場などがよく紹介されています。
では、その戒名の「戒名料(法名料)」の目安はと言うと
信士・信女 30万〜50万円
居士・大姉 50万〜70万円
※上記2つは地域によってはお布施に含むことがあります。
また、下記は院号料(戒名料)としてお布施と別にお渡しする場合があります。
院信士・院信女 70万〜100万円
院居士・院大姉 100万円〜
院殿大居士・院殿大居姉 200万円〜
( 数字は、週間ダイヤモンドより抜粋/※戒名は宗派によって付け方が異なる。金額は関東地方)
お布施とは元来、施す方の志(こころざし)と思っていましたが、ここまで決めつけられるとなんともやるせない気持ちになりますね。
それでは次回、散骨についての豆知識をお話しいたします。