散骨をした後、少しだけの形見を手元に置いてお祈りする。費用もさほどかからない「自分散骨と手元供養」という新しいお墓についてのコラムです。

コラム&エッセイ

散骨 編その16

最後のお別れを、思い出の海で

ジャンル:コラム>散骨/最終更新日:2018.09.15


最後のお別れを、思い出の海で 想い出の冬の海岸
「今日は釣れなかったけど、ふたりでまた来ようね」
お部屋のお墓の飾りつけをしながらふと、
そんな約束を思い出しました。

あの日、釣りの途中から大雪になって・・・
それでも毛布にくるまって、震えながら海を見てた
覚えてる?
魚は一匹も釣れないのに、なぜか楽しかった。

今度、雪が降ったらその海で散骨します。
もう一度、あの日のこと思い出したいから、

そして、この儀式が最後のお別れです。
もう泣かないと思う
私には今、大切なものがあるから
マイメモリー。
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