「散骨の先進国スウェーデン」の葬送の文化についてご紹介いたします。/「遺灰は大地に、魂は神に、思いでは遺族の胸に」/第1話

コラム&エッセイ

散骨 編その11

「遺灰は大地に、魂は神に、思いでは遺族の胸に」/第1話

ジャンル:墓じまい>コラム/最終更新日:2018.09.15


「遺灰は大地に、魂は神に、思いでは遺族の胸に」/第1話 ミンネスルンド「森の墓地」
最近、葬送の自由の問題に関連して、散骨の記事を目にする事が多くなりました。
言うまでもなく、散骨とは火葬の後、パウダー化された遺骨を海や山へ撒く自然葬の事ですが、個人的に勝手に撒いていいものか?
行政は推奨しているのか?
あるいは黙認しているのか?
解らない事が多すぎますね。
そこで、今回は「散骨の先進国スウェーデン」の葬送の文化についてご紹介いたします。

スウェーデンでは、1957年の埋葬法改正により匿名性の共同墓地が認められました。
これは「ミンネスルンド」と呼ばれ翻訳すると「追憶の森」です。
この匿名性「追憶の森」は、1980年代に急速に広がり現在500箇所ほどあって現在も増え続けています。

では、このミンネスルンドとはどんな墓地なのか?
主な特徴を列記してみますと、
1. モニュメントとしての芸術作品、流れている水、共同の花を置く場所、それに芝生が構成要素となります。
2. 遺灰( 欧州では遺骨ではなく遺灰で手渡される国が多い )の埋葬・散骨(散灰)は、管理事務所職員が秘密裏に行ないます。
3. 埋葬・散灰には、遺族、友人は立ち会えません。従って故人の遺灰が敷地内の何処に埋葬、又は散灰されたかは誰にもわかりません。
後日、○年○月○日に埋葬したと言うカードが遺族に渡されるだけです。
4. お花やキャンドルは、共同の決められた場所に置きそこでお祈りをします
5. 日本でのいわゆる「お墓」を建てる費用、つまりミンネスルンドに掛かる費用は全て無料です。
(税金に含まれています)
以上が、スウェーデンの匿名性共同墓地ミンネスルンドの概略ですが、アンケート調査によると今後、ミンネスルンドを「選ぶ」・「たぶん選ぶ」と回答したスウェーデン国民はなんと95%と言う驚異的な数字が出ています。

何故、この様な驚異的な数字が出ているのか!・・・は、また次回でお話しいたします。
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