お役立ち情報室
自宅保管編その5
現在ある納骨方法と種類
ジャンル:自宅供養>情報室/最終更新日:2018.10.01
自然葬「樹木葬」霊園
こんな納骨方法もあったんだ!
日本では火葬率99%以上となり、その焼骨の葬送のカタチも社会環境の変化を踏まえ多様化・個性化が急速に進んでいます。
そこで、現在の納骨方法にはどんな種類があるのか見て行きましょう。
一般に言うお墓です。「家制度」の名残りとも言われる「○○家」などの家名墓がある一方、メッセージ等の自由な文字を刻んだ「無家名墓」もあります。
また、お墓の形状も横型の洋風タイプやオブジェ風のデザインを施した墓石なども増えています。
屋内施設のお墓と言える納骨堂も元々は一時的に遺骨を収蔵する施設でした。
現在ではロッカータイプが主流となっていますが、設備や装飾を凝らした多彩な納骨堂も誕生しています。
永代供養墓・合葬墓とも言われ1990年頃から増え始めました。
墓地経営者側で管理してくれるため、近年問題になっている「お墓の跡継ぎがいないケース」などから支持されています。
墓石等の人工物を設けずに葬る樹木葬墓地は1999年に登場しました。
自然回帰志向が人気を博し、桜の木を墓標とした樹林型墓地など各地で様々なバリエーションを生んでいます。
欧米では従来から見られる葬送スタイルですが、日本では1991年に市民団体が「自然葬」と称して行ない注目を集めました。
現在、葬送目的で節度(ルールとマナー)を持って行なう限り違法ではないという法解釈が一般化していますので、今後の増加が予想されます。
以上が、現在の主な納骨方法ですが近年に入って多様化が進んでいることがお分かりいただけたでしょうか。
さらに、2000年に入ってから新たな納骨方法である「手元供養」が登場しました。
愛する故人を「最も身近な場所で供養できる」納骨スタイルとして注目されています。
手元供養の特長は、それ自体でもお墓としてご利用いただけますし、他の葬送方法と組み合わせてのご利用もできます。
納骨の時期や方法については、風習やしきたりにとらわれずに、自分で納得する 結論が出るまで、まずは粉骨をして自宅に安置(保管)されてから時間をかけて考える事が大切です。