お役立ち情報室
散骨編その3
散骨に関する法律解釈
ジャンル:情報室>散骨/最終更新日:2018.09.26

散骨で、よく問題にされる法律は2つあります。
刑法190条に関しては、平成三年に東京の市民団体が行った神奈川県沖での散骨について、法務省は刑法190条の規定は社会風俗としての宗教的感情を保護 するのが目的であり、葬送の為の祭祀のひとつとして相当の節度をもって行われる限り遺骨遺棄罪にはあたらない、との見解を示しました。
また、墓埋法4条に関しても、当時の厚生省は、墓埋法はもともと土葬を対象としていて、遺灰を海や山に撒く葬法は想定しておらず対象外で、自然葬を禁じた規定ではないとの見解を出しています。
以降、散骨は法律に反するものではなく、死者を弔う祭祀として、国民感情に配慮しつつ相当の節度をもって行うならば違法ではない、と言う法解釈が定着して来ました。
それでは「相当の節度をもって」の解釈について、まだ判例は有りませんが一般的には次の諸点に注意すべきと考えられています。
- お骨とは分からない程度にパウダー化すること。
- 他人の土地には散布しないこと、或いは了解をとること。
- 環境問題に配慮すること。
- 葬送の目的を明確にすること。
規定が無いため(グレーな状態)、業者や個人が独自のルールで実施しているのが現状です。
したがって、国は各地方自治体に任せているのが現状です。
個人が独自に散骨を行う場合でも、特別な手続きや許可・申請等は一切必要ありません。
ただし、今後もマナーとルールを守るということが一番大切になってくるのは間違い有りませんが事前に自治体に問い合わせて条例などを調べておく必要があります。