ご遺骨を自宅で供養する方法について詳しく解説。納骨のタイミングや手元供養、散骨など、納骨しない供養の選択肢と注意点を紹介します。花水木では、自宅供養に最適な製品もご提供しています。

よくある質問

自宅供養 Q3

一周忌を終えたのですが、まだお墓に納める気になりません。このまま遺骨を自宅に置いていても良いのでしょうか?

ジャンル:自宅供養>情報室/最終更新日:2025.01.14


一周忌を終えたのですが、まだお墓に納める気になりません。このまま遺骨を自宅に置いていても良いのでしょうか?

ご自宅にお骨壷を置いておく事に関しては何も問題ありません。

お墓や遺骨については、「墓地、埋葬等に関する法律」(墓埋法)で定められています。

墓埋法には、納骨の期限に関する規定はなく、納骨をしないからと言って罰せられることもありません。
なお、家の庭先などに埋葬してお墓を作ると墓埋法に違反するので注意してください。

一般的に忌明け法要(四十九日)後に納骨するとか、一周忌法要の後に納骨すると言われているのは、
このようなタイミングをひとつの節目ととらえているに過ぎません。

確かに、昔から四十九日(忌明け法要)を過ぎると直ぐに骨壺を「お墓や納骨堂に納骨しないといけない」と言われて来ました。

これは”遺族に気持ちの整理を早く着けて、現実に向き合って欲しい”といった願いを込めた周囲の心配りの言葉であったように思われます。

もし、ご遺族が心情的に納骨する気になれないのでしたら、納得いく時期が来るまでご自宅に安置なされて良いと思います。

◆一般的な納骨のタイミングを紹介します◆

四十九日

慣習的に納骨のタイミングとして多いのは、四十九日法要の時です。

四十九日は満中陰とも言い、喪に服する期間が明ける「忌明け」となりますので一つの区切りになります。

一周忌・三回忌

四十九日に納骨しなかった場合、次のタイミングとしては一周忌(丸一年目)や三回忌(丸ニ年目)が考えられます。

納骨時には納骨法要が必要になりますので、一周忌や三回忌に僧侶を招くのに合わせて納骨されるケースが多いです。

◆納骨しない供養の方法についてご紹介します◆

骨壷を自宅に置いておく

納骨しない供養の方法はとしてまず考えられるのは、骨壺を自宅に置いておくことです。

お墓を必要としない供養方法なので、経済的な負担が少ないというメリットもあります。
火葬の時に入れた骨壺をそのまま置くだけにすれば、新たに費用が掛かることはありません。

手元供養品を使う

インテリアになじむおしゃれな骨壺や収骨オブジェを購入して、リビングなどに置いておきます。
火葬時に収骨した骨壺をそのまま置くよりも印象がやわらぎ、来客などがあった際も威圧感がありません。

なお、手元供養の容器はサイズが小さいものが多く、分骨や粉骨(パウダー化)が必要になることもあります。

また、遺骨そのものを加工してプレートや宝石にしてしまうというサービスもあります。
特に宝石などはアクセサリーにして、身に着けることもできます。

散骨する

散骨とは、遺骨を山や海にまいて自然に還すという供養の方法です。

遺骨は細かい粉末状にする必要があることと、散骨地の選定にあたってはルールやマナーを守る配慮が必要です。
一度散骨すれば二度と遺骨を取り戻すことはできないので、注意しましょう。

そのため、一部は手元に残した上で散骨される方もいます。

 

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