よくある質問
散骨 Q5
散骨は、自分で撒いてもいいの?
ジャンル:散骨>マナー/最終更新日:2025.01.27

ルールとマナーをしっかり守りさえすれば、散骨はご自分で自由に行えます。
「自分で散骨する」と言う行為は、日本ではまだ馴染みが薄く抵抗がある方もおられる様ですが、海外では至極当たり前の葬送スタイルの一つとして個人で散骨が行われています。
このページでは自分で散骨を行う場合の手順をご紹介いたします。
【散骨したい地域の条例を確認する】
日本では、散骨を明確に禁止する法律はありませんが、一部の自治体では条例によって散骨を禁止、規制しています。
以下の自治体が代表的です。
- ・北海道長沼町や岩見沢市では、条例で散骨を全面的に禁止しています。
- ・埼玉県秩父市や本庄市、宮城県松島町でも、散骨を原則として禁止しています。
- ・静岡県熱海市や伊東市では、海洋散骨についてガイドラインが設けられています。
散骨を禁止している自治体についてのページはこちら>
これらの条例は、主に散骨事業者を対象にしたものですが、一部は個人を対象にしたものも存在しますので、散骨を検討する際には、現地の条例やガイドラインを事前に確認することが重要です。
不安な場合は、自治体に相談してみましょう。
【適切な散骨場所を探す】
故人が生まれ育った場所や、思い出の深い場所も散骨場所として選ばれることが多く、故人との特別なつながりを感じることができるでしょう。
・海への散骨の場合
(人の多い観光地や海水浴場また、漁港や養殖場などは避けましょう)
・陸地への散骨の場合
(ご自身の所有地または、土地所有者の許可を得れる場合に限ります)
ご遺骨をパウダー化して散骨
また、散骨を行うためには、遺骨をパウダー化する必要があります。
当社にご依頼いただければ、専用の用具を使って安全かつ丁寧に粉骨作業を行い、その後、風に飛ばされる心配のない水溶性の袋に納めてお渡しいたします。
散骨に関する注意点
ルールとマナーをしっかり守りさえすれば、散骨はご自分で自由に行えますが、例えば海に撒く場合には、海水浴場や観光名所そして漁港や漁業区域などの他人に迷惑を掛ける可能性が有るような場所では自粛してください。
また、山などの陸地の場合では、他人の山(土地)や人家に近い場所、観光地(風評被害)などでは散骨できません。
いずれの場合でも、マナーやルールを守って周辺の環境にも配慮し、節度を持っておこなう気持ちが大切と言えます。
「最愛の人」との最後のお別れとなる「散骨」という葬送儀式は、他人に任せずに好きな日に思い出の場所で自分の思う通りに行いたいものです。